ここ何年か，ヨーロッパと東南アジアをうろつくことを趣味にしてきたわけですが，そこで一番使い勝手がいいのがAccorなんですよね。例えば北米とかはカスだし，メインランドのibisはなんかフランチャイズで提携が浅いしと，他の地域に行くと結構アレなんですが，ヨーロッパと東南アジアだけだと最強まである。
でですね，貧乏学生トラベラーなので，まあ自腹だとせいぜいシルバー行くか行かないかくらいなんすよ。このibis businessの存在は結構前から知っていたんですが，まあ一人のときにアップもらっても別に〜って感じだし，シルバーでも一応専用カウンター（人がいないもしくはそこにしか人がいない事が多く実質機能していない）使えるし，ウェルカムドリンクももらえるし，まあいいっか〜と思っていたんですね。
今年はシルバーだとウェルカムドリンクがソフトドリンク縛りなホテルがだいぶ増えたし，そもそも来年からはもう思い立ったように東南アジアに飛び立てるかかなり疑問な奴隷生活がはじまるし，とかなんとか思っていたら今年はシルバーの更新もできませんでしたと。
人間心理とは不思議なもので，別に大した効果もねえしなと思っていたステータスでも，剥奪されるとなるとなんだかいきなり焦りがでてくるんですね。今までは一応上級の末席を汚していたのが，来年からはもう完全に平！となると途端に90ユーロが激安に思えてきてしまって。
そんなわけで，前置きが長くなりましたがibis businessに昨日入ったという話です。うちの環境が悪いのかAccorのサイトがゴミクソなのか（どっちも），金払ったあとのConfirmationページに進むことなく終了したんですが，まあそれでも即座にGoldになったしちゃんとibis businessのサブスクライバーということになっているのでOK。
ちょっとびびったのが，Goldの有効期限が今年末まで（カレンダーイヤーでやってるタイプのプログラムなので）って出てて，いくらなんでもそれはねえだろ〜と思いつつも涙目でT&C(pdf注意）探したらpp.2に
”Becoming a Subscriber of the ibis BUSINESS Program allows Subscribers to get an automatic upgrade to Gold Status of the Le Club AccorHotels program while their ibis BUSINESS Subscription is valid"
とあったので多分大丈夫だと思います。流石にこれで実質1週間ちょいのゴールド期間だったらブチギレるよな。
どういうベネフィットがあるか，多分紹介している人は僕以外にもそれなりにいる気がするので軽く行きますが，まず第一にはやっぱりインスタントゴールドですよね。Accorは上級大虐殺を数年前に敢行してだいぶ上級がいなくなったので，そりゃホテルごとにだいぶ扱いは違いますが，上級の扱いは結構いいです。あの，態度の話。明文化されてるベネフィットは大したことなくて，ラウンジなし（そもそもラウンジがあるホテルがあんまりねえし），朝飯なし，アーリーチェックインかレイトチェックアウトはどっちかしか選べない（いうてタイのホテルで10時にチェックインしたから12時に出てけといわれることがあるのかというとあまりないと思うが…），等々，他社の同等のティアと比べてなにか特筆して面白いことがあるわけではない。先に述べたウェルカムドリンクはティアごとになにが出るか決まっていて（IHGと一緒），わかんないけど多分流石にゴールドならビールは出るだろうと思っている。
僕の認識としては本当に90ユーロでゴールドを買った，なんですが，一応ibis businessと名のついている通り，ibisではゴールドにプラスしてベネフィットがある。Saverレートだと5％OFFになってFlexレートだと10％OFFになるとか，泊まってなくてもバーで飲み食いしたら10％OFFになるとか。
なんかそういう値引き系のベネフィットを持ってこられるとさ，じゃあibisで年間900ユーロ以上使わないとペイしなくない？みたいな発想が頭をよぎってしまう。いや実際はNovotelとかMercureでも2，3回アップもらったら90ユーロ分くらいにはなるんで，ペイさせるのは容易いんですが…。
ibisって最近日本にもちょこちょこできてきてて，新宿には昔からあるのと，大阪には道頓堀にibis stylesが，梅田にibisがある。札幌の中島公園らへんにもibis stylesがあるし，確か京都のどっかにもあったと思う。逆に言えばそのくらいしかないので，日本がメイン！という人には全くおすすめできないですが，パリなら数え切れないほどあるし，その他のヨーロッパやロシアにもまあ名のしれた街なら一つはある。東南アジアにもわちゃわちゃあって，特にバンコクはAccor系のホテルが数え切れないほどありますね。
ibisはなにがいいって，パリとかだと流石に無理ですけど，まあ大阪くらいの街だったら1万以下でグローバルブランドのホテルに泊まれるってのがいいところ。だいたい世界中どこも内装のデザインランゲージ一緒なんですよ。安心感がある。もうちょっと予算があるときは，まあ15kくらいだせばだいたいNovotelには泊まれるので，こちらも似たような安心感がある。
ibis businessへの加入はこのリンクからできるんですが，なにが悲しいってこんなクソ雑魚ブログからの紹介にアフィなんかつくわけがないので，本当にただのリンクなところです。